結論:画像内容とサービス側の取扱いを別々に確認する

送る写真から不要な情報を除いても、サービス側での保存・利用条件が不明なら十分ではありません。逆に、プライバシーポリシーが整っていても、写真に第三者や住所が写っていれば不要な情報を送ることになります。

写真に含まれやすい個人情報

  • 本人・家族・友人の顔
  • 名札、社員証、制服、学校名
  • 郵便物、宅配ラベル、住所表示
  • 車や自転車のナンバー・登録シール
  • パソコン・テレビ・スマートフォンの画面
  • 鏡や窓の反射
  • 自宅周辺の特徴的な建物

個人情報保護委員会は、顔画像を含む個人を識別できる情報を個人情報として説明しています。

位置情報・撮影情報を確認する

写真ファイルには、端末、撮影日時、位置情報などのメタデータが含まれる場合があります。

  • 写真アプリで位置情報表示を確認する
  • 共有時の「位置情報を含める」設定を見る
  • 元ファイルを残し、編集済みコピーを送る
  • スクリーンショットは画質低下と通知の残りに注意する

プライバシーポリシーで見る項目

  1. 運営会社と問い合わせ先
  2. 写真を取得する目的
  3. サービス提供以外の利用
  4. 委託先・第三者サービス
  5. 外国での処理・保存
  6. 保存期間と削除方法
  7. 退会後の取扱い

AI学習への利用を確認する

  • 元写真をモデル学習に使うか
  • 生成画像や指示文も対象か
  • 匿名化・集計化の説明があるか
  • 利用を拒否する方法があるか
  • 拒否するとサービスを利用できないか

保存期間と削除

「一定期間」「必要な期間」だけでは具体的な日数が分かりません。

  • 元写真と生成画像の期間が同じか
  • 自動削除か、依頼が必要か
  • バックアップからの削除に時間がかかるか
  • 退会と写真削除が別手続きか
  • 削除完了を確認できるか

委託先・第三者・海外処理

画像生成、ストレージ、決済、メールなど複数の事業者が関わる場合があります。サービス名の列挙だけでなく、各社へ何のデータを渡すかを確認します。

外国の事業者が管理するサーバへ保存する場合の法的な扱いは、事業者がデータを取り扱うかなど契約・運用によって異なります。

必要最小限の写真を送る

  • 推奨枚数を確認し、大量のカメラロールを渡さない
  • 集合写真を使わず、本人だけの画像を優先する
  • 顔確認に不要な全身・自宅写真を減らす
  • 目的と取扱いが不明な本人確認書類を送らない
  • 第三者から受け取った写真は利用権と同意を確認する

送信前10分の手順

  1. 送信候補を専用アルバムへコピーする
  2. 第三者と個人情報を拡大確認する
  3. 位置情報・メタデータを確認する
  4. 元写真の推奨条件と必要枚数を見る
  5. 規約・プライバシーポリシーを読む
  6. 学習利用、保存、削除、海外処理を確認する
  7. 不明点を問い合わせてから送信する

送信前チェックリスト

  • 顔が分かる本人写真だけを選んだ
  • 第三者の顔・身体がない
  • 住所・名札・画面・車の番号がない
  • 位置情報を確認した
  • 利用目的とAI学習への利用を確認した
  • 保存期間と削除方法を確認した
  • 委託先・海外処理を確認した

よくある質問

顔写真はすべて個人識別符号ですか?

顔画像は個人情報になり得ますが、個人識別符号は、顔の特徴を本人認証できる水準の符号へ変換したものなど、法令上の定義があります。

スクリーンショットを送れば安全ですか?

位置情報を減らせる場合がありますが、画質低下や画面上の通知・名前が残ることがあります。

参考情報